*(λ+μ) = *λ + *μであること
まずは和について示す。λ,μ∈ΛpV、σ∈ΛnVのとき、任意のν∈Λn-pVについてここで、内積の双線形性とウェッジ積の多重線形性を使った。
σ≠0なので、
内積が非退化性(任意のuについて<z|u>=0ならばz=0となること)をもつので、
*(kλ) = k(*λ)であること
次はスカラー倍について示す。λ∈ΛpV、k∈R、σ∈ΛnVのとき、任意のν∈Λn-pVについてここで、内積の双線形性とウェッジ積の多重線形性を使った。
σ≠0なので、
内積が非退化性をもつので、
以上より、k, m ∈R とλ,μ∈ΛpVについて *(kλ + mμ) = *(kλ) + *(mμ) = k(*λ) + m(*μ)がいえるため、ホッジスター作用素*は線形である。次回は2次元の任意のベクトルで実際に計算してみる。