2014年2月20日木曜日

Linux Mint を CUPS プリンタサーバにする(その2)

 前回はLinuxをインストールして、PCから直接プリンタへ印刷するまでだった。今回はそのPCがプリンタサーバとして動くように設定する。また、Windows7(クライアント)から自宅のネットワークを介して、Linux PC(プリンタサーバ)に接続されているプリンタで印刷してみる。

3. プリンタサーバとしての設定

3.1. プリンタの共有設定

「設定」 > 「プリンタ」を選び「プリンター」ウインドウを表示する。「サーバー」 > 「設定...」で下図のように共有できるよう設定する。


さらに、「プロパティ」 > 「ポリシー」で共有するにチェックする。



3.2. 同一ネットワークからの印刷を許可する

$ sudo gedit /etc/cups/cupsd.conf
で以下の箇所に追記する(赤が追記箇所)。

<Location />
  # Allow shared printing...
  Order allow,deny
  Allow @LOCAL
  Allow 192.168.11.0/24
</Location>

cupsd.confの編集後、cupsを再起動する。
$ sudo /etc/init.d/cups restart

「設定」 > 「プリンター」でダイアログを開き、「サーバー」 > 「接続...」を選ぶ。
「CUPS サーバーに接続」ダイアログで、「CUPS サーバー:」を「/var/run/cups/cups.sock」を選ぶ。「接続」を押す。




これで他のPCから印刷ができるようになった。

参考:

4. Windows7からの印刷

いよいよ、クライアント側(Windows7)から印刷をしてみる。
「デバイスとプリンター」を開く。「プリンターの追加」を選ぶ。
「ネットワーク、ワイヤレスまたはBluetoothプリンターを追加します」を選ぶ。
「探しているプリンターはこの一覧にはありません」を選ぶ。
「共有プリンターを名前で選択する」に「http://192.168.11.11:631/printers/DCP350C」を入力。(この例は、プリンタサーバのIPアドレスが192.168.11.11の場合。)

「プリンターの追加ウィザード」では「製造元」に「Brother」を「プリンター」に「Brother DCP-350C Printer」を選ぶ。
必要に応じて、テストページを印刷する。

ここまででWindows7から印刷する環境ができた。
はiPad、Android、Ubuntuから印刷してみる。

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