2011年6月12日日曜日

Code::BlocksでD言語のデバッグもできるようにする

前回のままではデバッグがうまくいかない。
ブレイクポイントを設定して実行しても、
Dwarf Error: Missing children for type unit
と表示されブレイクポイントで停止せずに実行される。

http://www.digitalmars.com/d/archives/digitalmars/D/Doesn_t_work_Ubuntu_10.10_DMD_2.049_GDB_7.2_119346.htmlを見ながら設定したらできたので、ここに残しておく。

Settings > Compiler and debugger...を選択。
Compiler FlagsタブのCompile in debug code [-debug]をチェックを入れる。

Other optionsタブに-gcと入力。
OKを選べば、ブレイクがかかるようになった。

UbuntuにCode::Blocksを入れてみる

この記事ではD言語のIDEであるCode::BlocksをUbuntuにインストールしてみる。

インストール

Synapticのクイック検索にcodeblocksと入力する。
codeblocks欄の左の□をインストール指定。
適用ボタンを押せばインストールが進む。

設定

Code::Blocks IDEを起動。
Compilers auto-detectionダイアログでDigital Mars D Compilerが検出されたので、
これをデフォルトのコンパイラにするため、選択、Save as defaultボタンをクリック、そしてOK。

リンカの設定

Settings > Compiler and debugger...を選ぶ。
左から Global compiler settings を選ぶ。
Linker settingsタブのLink libraries:の中に

phobos2とrtをAddボタンから追加。

ためしにプロジェクトの作成

プロジェクトの作成

File > New > Project...を選ぶ。
Empty projectを選択、そしてGo。
Empty projectダイアログが現れる。Nextで進め、
のようにProject titleなど入力。さらにNextで進め、Finish。

ファイルを作成し、プロジェクトに追加

File > New > Empty fileを選択。
アクティブなプロジェクトに追加するか聞いてくるので
はいを選択。Save fileダイアログで
名前をhello.d、ファイルの種類はD filesにする。
さらにターゲットを聞いてくるので、DebugとReleaseにチェックがあることを確認しOK。

ビルドと実行

hello.dは前回と同じコードにして、Build > Buildからビルド。
エラーがなかったのでDebug > Startで実行。

2011年6月4日土曜日

UbuntuにD言語(D 2.0)をインストールした

UbuntuにD言語をインストールする流れをまとめてみた。

コンパイラのインストール

http://www.digitalmars.com/d/download.htmlからコンパイラ(DMD) dmd_2.053-0_i386.deb をダウンロード。
ダウンロードしたファイルのダブルクリックで、Ubuntuソフトウェアセンターのダイアログが開くので
「インストール」ボタンをクリック。ログイン時のパスワードを求められるので、入力して進める。これでコンパイラ(DMD)のインストールは終了。


試しにコンパイル

以下の内容をhello.dとしてutf-8で保存。
//-------------------------------------
import std.cstream;

int main(char[][] args)
{
  dout.writeLine("Hello World");
  return 0;
}
//-------------------------------------

端末で
$ dmd hello.d
と入力してコンパイル。

実行ファイルhelloができるので、
$ ./hello
で実行できる。