2次元球面の定義
3次元ユークリッド空間R3の2次元球面S2をS2 = { (x,y,z) ∈ R3 | x2 + y2 + z2 = r2 }
で定義する(rは定数)。
このときベクトルrを
としておく。さらにθ(0<θ<π)、φ(0<φ<2π)で
- x = r sinθ cosφ
- y = r sinθ sinφ
- z = r cosθ
自然基底
ベクトルrをθとφで偏微分したものをそれぞれe1, e2とすると、自然基底{e1, e2}はとなる。
計量テンソル
計量テンソルgijを行列表示した[gij]は、ここでE,F,Gを
とする。また[gij]は対角行列なので対角成分の逆数をとると、逆行列[gij]が
と計算できる。
第二基本形式の係数
自然基底{e1, e2}がなす平面に垂直なベクトルnを、とする。ベクトルrの二回微分は、
となる。これらを用いて第二基本形式 II = L dθ2 + 2M dθdφ + N dφ2 の係数L,M,Nは、
と計算できる。
ガウス曲率
上で計算したE,F,G,L,M,Nによりガウス曲率Kは、と計算できる。
球面の場合θとφによらない一定値になるようだ。
次は、2次元球面のクリストッフェル記号を計算してみる。
wxMaximaでのガウス曲率の計算もしてみた。
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